受験を超えて

鎌倉の進学塾 塾長が考える、受験と国語とその先のこと- Junya Nakamoto -


速報と分析 2018神奈川県公立高校入試倍率(1月31日時点)

2018.01.31


1月31日、三日間の出願期間を経て2018年神奈川県公立高校入試の暫定倍率が発表されました。各校の倍率について速報と簡単な分析、志願変更についての考え方を書いていきます。また、以前の倍率予想の記事の答え合わせもしていきたいと思います。

はじめに

神奈川県公立高校入試の倍率の見方

まずはじめに倍率の見方をお伝えしておくと、

  • 1.1倍程度:低い。例年よりも少し入りやすい
  • 1.2倍〜1.3倍程度:例年通り。内申平均も合格者平均偏差値もあまり変動はない。模試の判定が50%未満なら志願変更も視野に
  • 1.3倍〜1.5倍程度:やや高い。例年よりも少し入りにくい。模試の判定が60%未満なら志願変更もあり
  • 1.5倍以上:高い。例年よりも入りにくい。模試の判定が70%未満なら志願変更を勧める

という感じです。(神奈川全県模試の判定を参考にしています)
1.1倍の学校と1.5倍の学校でどのくらい差があるかということを、定員318名の学校で考えてみます。1.1倍の時の受験者数はおよそ350名。1.5倍の時の受験者数は480名程となります。不合格者数が32名と162名と130名も開きがあります。上位6割の人たちの得点はほぼ変わらないのですが、ボーダーラインがグンと切り上がることになり、ギリギリの勝負をしている人たちの難易度が段違いとなります。極端な話を言えば、318位になるために上回らなければいけない人数が32名しかいないのと、162名分の得点を超えていかなければいけないという違いです。レベルが低い人ばかりが集まるということはありえませんので、難易度は一気に上がります。

そう考えていくと、1.5倍超の学校に対して模擬試験等で50%以下の合格判定の人が突撃していくのは、ギャンブル要素が相当高くなっています。もちろん、当日「会心の出来」が出れば話は別ですが、データとしては難しいというのが正直なところです。同偏差値や同程度の内申平均で、志望理由と合致する学校へスライドするのも合格を得るための一つの作戦かと思います。

倍率の意味

念のため、「倍率の意味」を確認しておきましょう。

倍率とは、募集定員数を「1」とした時に、それに対する応募者数の割合を示しているものです。以下に分かりやすく示しておきます。

  • 1.0倍以下・・・全員合格
  • 1.1倍・・・11人中10人合格
  • 1.2倍・・・12人中10人合格(6人に5人合格)
  • 1.3倍・・・13人中10人合格
  • 1.4倍・・・14人中10人合格(7人に5人合格)
  • 1.5倍・・・15人中10人合格(3人に2人合格)
  • 1.6倍・・・16人中10人合格 (8人に5人合格)
  • 2.0倍・・・20人中10人合格(2人に1人合格)
  • 2.4倍・・・24人中10人合格(12人に5人合格)

というイメージです。同じ学校を受けるメンバーの中で、上記の合格者の割合に入れる自信や可能性があれば、そのまま受験。「全くない」、「厳しい」と感じる場合は志願変更を考えましょう。

1.0倍未満(定員割れ)の場合は?

これについては、カナガクさんが解説してくれています。(参照:定員割れの場合の合格の出し方について

「県の考え方」は

高校での学びを幅広く提供することは、公立高校の使命のひとつです。定員内不合格や募集枠を残したままの選抜を実施しないことは考えておりません。

というものです。

この回答からは明らかに、定員内不合格を出さない、つまり定員割れが発生した場合には受験者全員を必ず合格させるという県の方針を読み取ることができます。

カナガクさんは、痒いところに手がとどく本当にいいサイトですね。全受験生の味方です。

ここからも分かるように定員割れした場合は、「全員合格」となります。定員割れは様々な要因で起こります。単純に不人気とか評判が悪いとかではなく、近隣の高校に受験生が集中していたり、広く分散することによって結果的に減ったりすることがあります。志願変更する際は、なぜ定員割れなのかを塾の先生や学校の先生に聞いて、出願するかどうかを決めてみると良いでしょう。

受験生のみなさんへ

思っていたよりも倍率が高いと感じた方、いると思います。迷いに迷って決めきれない人、いると思います。今日まで志望校への熱い想いを持って勉強に取り組んできたはずです。ここで志望校を変えるのには抵抗がありますよね。志願変更をすることは負けでしょうか。逃げでしょうか。

そんなことはありません。志願変更という制度は、神奈川県が受験生の皆さんに与えてくれた選択の権利です。何を優先するかを考えた時に「第一志望をひたすら目指すロマン」なのか「絶対に公立に合格すること」なのか、よく考えて家庭でも相談をしながらその権利を履行するかどうかを考えましょう。志願変更は逃げでも負けでもありません。冷静かつ有効な「判断」です。(唯一大変なのが、面接の志望動機を変えなければいけないことです)

まだ最終出願(2月5日〜)まで数日あります。第一志望の合格率とともにもし駄目だった時の併願校に進んだ自分の姿、そして志願変更した時の自分の姿や高校生活を思い描き、可能性をよく見極めて選びましょう。周りに相談することも大切です。塾の先生、学校の先生、そして誰よりもあなたの合格を一番に願っている保護者の方に。できれば、なるべく厳しいことを言ってくれそうな人に相談したいものです。でも、最後に決めるのはあなたです。「そのまま」「変更する」どちらであっても、考え抜いたあなたの選択はどんな道であっても尊く素晴らしいものです。

そして、大切なことはウジウジしないこと。決めることは捨てることです。決断した後は、未練を断ち切り、受ける学校に全力集中していきましょう。もう倍率は関係ありません。一点でも多く取るためのあなたの追い込みだけが、合格の可能性を高めます。さぁラストスパート。前だけを見て突き進もう。

それでは、倍率速報と分析です。一言でまとめると「志の高い2018受験生」となりそうです。傾向としては、トップ校の人気が軒並み高く、それに次ぐ二番手校の人気がやや低く出ています。また、多少分散してはいるものの各地域の三番手校も例年よりも高い倍率となっているところが多く見られます。そして、全県模試偏差値で50以下の学校では、定員割れが続出。かつてない分布となっています。特筆すべきは、横浜市にあるトップ校への志願者数です。例年にない多さとなっており、偏りが非常に顕著です。

例年なら二番手校を志願する層の受験生が、果敢にトップ校を狙っていく姿勢が透けて見えます。また地域四番手・五番手を志願することが多い層の受験生が、「進学校」と言える三番手校へ望みを賭けるという思いも見えてきます。
よく言えば「強いチャレンジ志向」、悪く言えば「高望み」が今年の暫定倍率を見ての感想です。学んできたことの自信がそうさせているのかもしれませんし、各校の取り組みに魅力を感じた受験生が、高校を「選んだ」結果なのかもしれません。いずれにしても、競争の激化が予想され、このままではかつてないほどの「不合格者」が出るのではないかと懸念されます。そのため、制度が始まって以来、もっとも多い志願変更利用数となりそうです。今年の倍率は、まだ動きます。

予想の精度

±0.05以内
±0.06以上0.1以内
±0.11以上0.15以内
±0.16以上0.2以内
× ±0.21以上

学力向上進学重点校

翠嵐が断トツで今年もトップ 湘南増加、柏陽は減少、川和は微減も高倍率

まずは、学力向上進学重点校からです。2018年度に再指定となる学力向上進学重点校の今年の倍率はどうだったのでしょうか。例年は軒並み高倍率となり、中学生の意欲を感じさせる結果となりますが今年は果たして。

   


学力向上
進学重点校

2018年度
定員

2018出願数
1月31日時点

2018倍率
1月31日

前年度倍率
(志願変更前)

倍率
推移

2018予想倍率
12月12日

精度
湘南 358 597 1.67 1.47 1.42 ×
翠嵐 358 840 2.35 2.12 2.03 ×
柏陽 318 406 1.28 1.66 1.49 ×
川和 318 492 1.55 1.63 1.55
緑ヶ丘 278 507 1.82 1.74 1.84
厚木 358 474 1.32 1.27 1.27
多摩 278 540 1.94 1.69 1.6 ×
希望ヶ丘 358 499 1.39 1.12 1.14 ×
小田原 318 428 1.35 1.15 1.29
横須賀 318 367 1.15 1.22 1.08
光陵 278 438 1.58 1.37 1.2 ×
相模原 278 369 1.33 1.17 1.14
平塚江南 318 435 1.37 1.14 1.23
大和 278 422 1.52 1.67 1.7
鎌倉 358 411 1.15 1.44 1.1
横浜国際 138 224 1.62 1.43 1.78
秦野 358 407 1.14 1.15 1.08
追浜 278 287 1.03 1.24 1.14

正直、ここまでとは! というのが正直な感想です。翠嵐のみならず、緑ヶ丘、多摩も超高倍率、湘南・川和・光陵・大和あたりの倍率も目立ちます。

事前の予想通りやはりというか当然の帰結というか、翠嵐が例年通りのダントツの倍率となりました。翠嵐VS湘南は、今年も翠嵐が圧倒的人気。東大34名のインパクトは、湘南との差を明らかに強調するものです。一方の湘南は昨年よりは上がったもののそれ以前と比べると決して高くはない倍率となりました。そもそも湘南と翠嵐では志願者のタイプに違いがありますので、より学習面での成果を期待したい受験生は翠嵐を、文武両道や行事での盛り上がりを含めてすべて充実させることを期待している受験生を湘南を選んでいるはずです。色をどんどん付けていけばいいと思います。

ここ数年湘南の面接試験は、ほぼ全員満点ですが、何を期待して受験しているかを明確にするためにも、翠嵐との差別化を図る意味でも、今年は面接で差をつけてくるかもしれません。入学の難易度、特に5教科の入試得点ボーダーは翠嵐が抜け出すことになるでしょう。また、御三家の一角、柏陽高校は昨年の高倍率の反動が出ていて減少しています。翠嵐、湘南、緑ヶ丘、サイエンスフロンティアからどこまで流れてくるでしょうか。

SSKH(湘南・翠嵐・川和・柏陽)の一つである川和は今年も高い人気です。2018年度に再指定となる学力向上進学重点校に入るのは確実で、もうワンランク上を目指すために、もしくは新大学入試制度での対応を狙って2019年度からは「特色検査」を導入してくる可能性も十分にあるのではないでしょうか。数年来高倍率が続いている横浜緑ヶ丘は、今年もさらに人気が高まっています。新校舎の人気もさることながら、特色検査が比較的与し易いため、柏陽や希望ヶ丘の難易度の高い特色検査を避けて「高内申をとっているものの思考力を要する理系問題が不得手」という女子が集まっている印象です。難易度は昨年よりも更に上がるでしょう。不合格者も多数出るため、併願校となる中央大横浜、山手学院に入学する生徒が増えそうです。

一学級増の横須賀、鎌倉は低い倍率に

横須賀は、一昨年の特色検査ショックとSSH(スーパーサイエンスハイスクール)としての理系色を敬遠され、今年も倍率は下がっています。ただ、横須賀に関しては、募集定員が一学級増となっている影響ですので、応募者数は昨年と比べてやや増加となっています。思考系の特色検査が難しい希望ヶ丘高校も人数を集められていません。鎌倉高校は、募集数が一学級増えたため、倍率こそ下がっていますが、志願者数は例年とほとんど変わりません。鎌倉高校を志願する人たちのレベルが変わったわけではないので、入試得点のボーダーラインは若干低下するとは思いますが、大きく難易度が変動することはありません。鎌高が「狙い目」ということはないので、鎌高への志願変更を考えている方は注意が必要です。

IBコース設置発表の横浜国際は高倍率 志願変更も視野に

現中2生からの国際バカロレアコース(IB)設置を決めた横浜国際が高倍率。しかしながら、高倍率となった理由は募集数の一学級減によるものですので、志願者数は例年と大差ありません。履修のために非常に高額な授業料が必要なIBコースの公立高校への設置は、お買い得感が非常に高く、次年度以降は大人気となる可能性があり、次年度以降は難易度も学校の評価も大きく上がることでしょう。今年は、ただでさえ募集人数が少ない上に一学級減となりましたので、狭き門です。ボーダーラインも昨年までよりも相当切り上がるはずです。受験を考えている方は、覚悟を持って臨みましょう。

ギリギリの判定が出ている方は、昨年までよりも難易度が上がることはまちがいないので注意が必要です。なお、同じ「国際系」の学校と言える神奈川総合(国際文化)、横浜商業(国際)も高倍率となっており、国際科を志願している受験生は志願変更先も慎重に検討していかなければならないでしょう。

横浜地域への人の集中が目立ちます。県西、県央のトップ校も人を集めた形となった一方、湘南地域・横須賀地域は人数集めに大苦戦している様相です。

横浜市進学重点校

昨年までの高倍率の反動 金沢・桜丘は下げ 南は再び定員割れ

続いて横浜市進学重点校4校です。前年までの高倍率が一服したと言える経過となっています。

各校の魅力については、こちらの記事もご参照ください。
(空前の高倍率! 横浜市立高校 人気の秘密)

   


横浜市
進学重点校

2018年度
定員

2018出願数
1月31日時点

2018倍率
1月31日

前年度倍率
(志願変更前)

倍率
推移

2018予想倍率
12月12日

精度
サイエンスフロンティア 238 380 1.60 1.56 1.4
市立金沢 318 394 1.24 1.65 1.52 ×
市立桜丘 318 432 1.36 1.55 1.31
市立南 38 36 0.92 1.47 1.4 ×

サイエンスフロンティア(YSFH)は今年も高倍率。昨年度から中学入試も始まり、県外からも注目されている同校ですが、理系に特化した設備・指導内容は洗練されており、サイフロでしか味わえない三年間が待っています。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)であると同時にSGH(スーパーグローバルハイスクール)にも指定されており、国や市からも全力で支援されている学校です。また、校風・学習指導の丁寧さ・行事の盛り上がり・部活動「全部やる」が魅力で、バランスよく評価されている市立金沢は、ここ数年上がり続けた倍率と難易度がここで一服となるでしょうか。

市立桜丘も昨年よりは倍率が低下しましたが、依然人気が高い状態が続いています。駅からのアクセスが悪いことを除けば、文武両道を実現している学校です。部活動も活発であり、学習面でも手厚くフォローしてもらえます。その他にも、戸塚高校やみなと総合なども高い人気を誇っており、設備やカリキュラムが充実していて、向かうべき方向性がしっかりしている横浜市立高校は、今年も安定しています。市外からの受験者数も徐々に増えてきており、あまり気にする必要がなかった市外枠(YSFH、金沢、南は30%、桜丘は8%)が埋まっていく日も近いのかもしれません。昨年定員割れを解消した市立南ですが、今年の志願変更前倍率は、1倍を切ってしまいました。しかしながら、定員まであと3人ですので、これは超えてくると思われます。英語学習の充実とともに、今年度入学生から中学入学の内部生と同カリキュラムとなることは、今のところ評価されてはいないようです。

地域難関校

安定の茅ヶ崎北陵 やや復調の横浜平沼 減少傾向の市ヶ尾

   


地域難関校

2018年度
定員

2018出願数
1月31日時点

2018倍率
1月31日

前年度倍率
(志願変更前)

倍率
推移

2018予想倍率
12月12日

精度
横浜平沼 318 385 1.21 1.07 1.16
茅ヶ崎北陵 278 346 1.24 1.31 1.33
市ケ尾 398 482 1.21 1.44 1.39

次は、地域の難関校です。茅ヶ崎北陵は、昨年同様人を集めました。落ち着いた雰囲気の進学校として、安定した人気を誇ります。面接で点数差をつけることで有名な茅ヶ崎北陵への受験を決めた方は、練習をしっかりと積んでおきましょう。横浜平沼は若干応募者数を戻しました。市ケ尾は市立金沢同様、高校生活のバランスの良さが評判ですが、今年は二番手校ダウンの法則に従って、人数がいまひとつ集まっていません。

地域人気校

湘南地区の人気についに陰りが 市立戸塚が高倍率

最後は、地域の人気校です。湘南・横須賀・横浜市南部を中心とした数校です。偏っていて申し訳ありません。

   


地域人気校

2018年度
定員

2018出願数
1月31日時点

2018倍率
1月31日

前年度倍率
(志願変更前)

倍率
推移

2018予想倍率
12月12日

精度
大船 398 426 1.07 1.29 1.11
七里ガ浜 358 526 1.47 1.42 1.31
市立戸塚 279 395 1.58 1.35 1.38
横浜栄 318 424 1.33 1.33 1.29
藤沢西 278 382 1.37 1.56 1.39
湘南台 278 261 0.94 1.4 1.25 ×
市立横須賀総合 320 434 1.36 1.28 1.32
鶴嶺 383 461 1.20 1.2 1.42 ×

大船は事前の予想通り低倍率でした。定員数が多く人数の確保が大変なことに加え、ライバル七里ガ浜の人気が高かったため、そちらに流れたという印象です。大船は少し易しくなり、七里ガ浜は難易度が少し上昇しそうです。いよいよ逆転の時でしょうか。大船・七里の比較はこちらの記事もご覧ください。(大船高校か、七里ガ浜高校か)藤沢西は前年高倍率から少し下げましたが、引き続き人気を集めています。新校舎効果と自分がやりたいことをやれる校風が人気の理由でしょうか。湘南台が突然定員割れとなりました。理由は定かではありませんが、厳しめの校則が高校生活を楽しみたいと思っている生徒に不評なのかもしれません。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。
倍率予想の結果は、☆◎→勝ち △×→負け −→引き分けとすると、
14勝17敗2分けとなりました。(勝率45%)※昨年は56%でした。
ほぼ当たりが10校あったので、少しでもお役に立てたのなら嬉しいですが、勝率で昨年を下回ったのは残念です。ただ倍率予想の性質上、予想や推定を見て人が動いてしまうので、結果を当てるのはやはり難しいですね。12月の時点では予想値にもう少し近かったと思うのですが。来年も、もしもやるようであれば、動きも含めて予想してみたいと思います。

冒頭にも書きましたが、今年は倍率に非常に偏りがある年です。2月5日からの志願変更で大移動が起きる可能性があります。1月31日の暫定倍率を見てほっと胸をなでおろした人も決して油断はできません。他校の志願者から得点力のある受験生が流れてくる可能性は、例年よりもまず間違いなく高いと思われます。

人の動きもそうですが、出題も今年は読めません。2018年度は、マークシート導入二年目です。神奈川県のこれまでの特性として、変革の一年目は様子見で、二年目で一気に難易度を上げるというやり方が繰り返されてきました。今年の問題が、昨年同様とは限りません。おそらく数学や国語で難易度を上げてくるでしょうし、リスニングのスピードも2016年度のレベルまで速まるかもしれません。

気になって仕方がなかった倍率についての情報収集はもうやめにしましょう。志願変更が終わったら、倍率のことはもう考える価値がありません。志願変更しない人は端から気にするべきではありませんが、今後一切倍率を気にしないように。自分を奮い立たせるのは、倍率ではないですよ。さぁ、本当のラストスパートの始まりです。

最後まで気を抜かず、万全の準備をしてください。あと少しです。全速力で走りきりましょう。「自分は今、全力で走っているか?」という問いかけを毎晩寝る前と起きた後にしてください。そして、細かいところまで突き詰めていきましょう。最後の最後で合否を決めるのは、難問や見慣れない問題の出来不出来ではありません。「ミスの数」です。

結びは去年と同じこの言葉で。

直接関わることはできませんが、このブログを読んでくれた君にささやかながらエールを送ります。応援してもらった人の数だけ人は強くなれる。私はそう信じているので、このエールも本当にわずかかもしれませんが力になるはずです。

がんばれ、受験生。